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外国人向け|入居後に必要な生活インフラ完全ガイド【電気・ガス・水道・ゴミ・ネット】

1. はじめに:引っ越しは「契約後」が本番です!

日本で部屋を借りて契約が完了しても、そこがゴールではありません。
実際に快適な生活をスタートさせるには、「電気・ガス・水道」「インターネット」「ゴミ出し」など、いくつものインフラ手続きが必要です。

外国人向け|入居後に必要な生活インフラ完全ガイド【電気・ガス・水道・ゴミ・ネット】

この記事では、外国人の方が引っ越し後にスムーズに生活を始めるために必要なインフラ手続きをわかりやすく解説します。
初めての日本生活でも安心してスタートできるよう、手順・注意点・便利なサービスまで網羅しています。


2. 電気の契約と使用開始の手続き

■ 電力会社の選び方

現在、日本では電力自由化により複数の電力会社から選べます。
東京なら「東京電力(TEPCO)」が一般的ですが、楽天でんきやLooopでんきなどの選択肢も。

■ 契約方法

  • 契約時に必要な情報:住所、氏名、連絡先、入居日、契約アンペア(10A〜60A)
  • 契約は電話・ネット・書面いずれも可能(英語対応サイトもあり)
  • メーターのブレーカーを「ON」にすることで使用開始できる(基本は立ち合い不要)

■ 注意点

  • 電気を止めるとき(退去時)は「停止申請」が必要
  • 支払い方法の登録(口座振替・クレカ・コンビニ払い)を忘れずに

3. ガスの契約と開栓

■ 都市ガスとプロパンガスの違い

  • 都市ガス:大都市圏に多い。安価で安定。
  • プロパンガス:地方部で使用。割高だが火力が強い。

■ 開栓方法

  • 開栓には「本人立ち合い」が原則必要(火災防止のため)
  • 契約者の情報、入居日、ガスの種類を伝えて予約
  • 立ち合い当日はガス会社の作業員が安全点検を行い、その場で点火テスト

■ 支払い方法

  • 多くのガス会社ではオンライン登録で口座振替・クレカ払いが選択可能

4. 水道の契約と使用

■ 使用開始の流れ

  • 地域の水道局に「開始申込」を行う
  • 申込方法:インターネット、電話、申請書投函など(自治体による)
  • メーターの元栓を開けるだけでOK。基本的に立ち合い不要

■ 地域例(東京23区)

■ 注意点

  • 建物によっては管理会社経由で一括契約されている場合もあるので確認必須

5. ゴミ出しルールの確認と実践

■ ゴミの分別が厳格!

  • 地域ごとに分別ルールが異なる(燃えるごみ/燃えないごみ/資源ごみなど)
  • 出す曜日・時間・場所もルールがある

■ 役所でもらえる「ゴミ出しカレンダー」は必携

  • 引っ越し後は市区町村の窓口かWebサイトでチェック
  • 多言語対応のPDF版カレンダーを配布している自治体もあり

■ 違反するとどうなる?

  • 指導票が貼られたり、最悪の場合ゴミが回収されず放置されることも…

6. インターネット回線の契約と設置

■ 契約方法

  • フレッツ光/auひかり/NURO光などの固定回線を選ぶのが主流
  • 手続きはネットまたは量販店で可能
  • 設置までに1〜2週間ほどかかるのが一般的(要立ち合い)

■ 短期滞在・すぐに使いたい人は?

  • ポケットWi-Fi(モバイルWi-Fi)をレンタルするのが便利
  • 契約不要で即日受取可能なサービスも(例:Wi-Fiレンタルどっとこむ)

7. まとめ:生活インフラを整えて安心の新生活を!

日本の生活インフラ手続きは、シンプルなようで意外と複雑です。
特に外国人にとっては、言語の壁や地域差、契約ルールの違いが大きな障害になることもあります。

しかし、基本の手順さえ押さえれば大丈夫。この記事の内容を参考に、余裕をもって準備しておけば、トラブルなく安心して日本での生活をスタートできます。

わからないことがあれば、各インフラ提供会社の外国語サポート窓口や、自治体の生活支援窓口を積極的に活用しましょう。

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